 |
 |
|
 |
ボールの飛びを決める3要素 |
|
ボールの飛びは、次の3つの要素のよって決まります。
 |
初速
クラブヘッドで捕らえられたボールはヘッドスピードに応じて変型し、その歪みを元に戻そうと反発する力で飛び出します。インパクト時のヘッドスピードが速いほど、ボールの反発力が大きいほど飛び出しの速度(初速)は速くなります。 |
 |
打ち出し角
ボールが打ち出される角度はクラブの番手(ロフト)とスイング軌道で決まります。またボールの種類や特性によっても差が出ます。 |
 |
スピン
空中に打ち出されたボールは飛ぶ方向と逆方向に回転(バックスピン)しながら飛んでいきます。この回転とディンプルの働きによって空気抵抗を減らしながら、ボールは上へと持ち上げられます。 |
|
 |
ゴルフボールの規格 |
|
ゴルフはフェアプレーのスポーツです。そのためゴルフボール(公認球)には、以下のような厳しい規格制限が設けられています。
 |
重さ
ボールの重さが増すと慣性がつき、風の影響などを受けにくくなるため、よく飛びます。そのため1921年のR&A最初の規格から、ボールの重さは45.93グラム(1.62オンス)以下とされています。 |
 |
サイズ
ボールのサイズ(直径)は小さいほど空気抵抗が少なくなり、風の影響を受けにくくなります。そのためボールの直径は42.67ミリ(1.68インチ)以上と決められています。 |
 |
初速
新素材などの開発によって無制限に飛距離が伸びるのを防ぐために、初速度に対しても、一定の条件で打ったときのボールの飛び出し速度がある一定の基準内に制限されています。 |
 |
飛距離
さらに、アメリカではパワーヒッターが多いこともあって、定められた条件で打った時のキャリーとランを含めたトータル飛距離についても制限されています。 |
 |
対称性
ディンプルを細工してスライスやフックが出にくくなれば.....。実際そんなボールが発売されたことがあります。しかしこんなことが横行するとゴルフ本来のプレーが損なわれてしまうということで、ボールの対称性にも制限が設けられ、打撃位置の違いでの飛び方の差が一定範囲内にきめられています。 |
ゴルフボール(公認球)の規格
※すべてR&Aの承認する装置で測定した価 |
| ・重さ |
45.93グラム(1.62オンス)以下 |
| ・直径 |
42.67ミリ(1.68インチ)以上 |
| ・初速制限規制 |
ある一定の基準内に制限 |
| ・トータル飛距離規制 |
ある一定の基準内に制限 |
| ・対称性 |
打撃位置での差が一定以内 |
| ※イギリスゴルフ協会(R&A)、アメリカゴルフ教会(USPGA)、日本ゴルフ協会(JGA)では一定の規格を設け、プロトーナメントやアマチュアの公認競技では教会が認めた『公認球』の使用が条件となっています。 |
|
 |
ゴルフボールの種類と特長 |
|
ボールの種類によって表面の材質やディンプル、中身の構造や材質が大きく異なり、飛び方や性格が違ってきます。一般的な構造の違いによって、次の3タイプに大別されます。
 |
糸巻きボール
3層構造で、真ん中の芯(センター)に糸ゴムを巻き付け、表面にカバーを被せています。打った時の感触が非常にソフトで、スピンがかかりやすく、コントロールしやすいのが特長で、プロや上級車に愛用されています。 |
 |
 |
ツーピースボール
ツーピースボールは高い反発力を持ったコア(核)とカバーとが一体になった2重構造で、速い飛び出し速度を実現して大きな飛びをもたらえます。よく飛ぶ独特の弾道でキャリーを稼ぎ、さらにスピンが少なくランが稼げるため、トータル飛距離がのびるというメリットを持っています。
最近では、ソフトな打球感が得られるカバー素材の開発やスピンがかかりやすい構造上の研究も進み、ソフトタイプ、スピンタイプと呼ばれる新しいタイプも登場しプロの使用も増えました。 |
 |
 |
スリーピースボール
ツーピースボールのセンターとカバーの間にミッド(中間層)を加えて3層構造ににしたのがスリーピースボールです。ミッド(中間層)を加えることでツーピースボールのウィークポイントであった打球感やコントロール性能を高め、ツーピースボールが本来備えている優れた飛距離性能にソフトな打球感とコントロール性能をジョイントさせました。
さらに中間層にタングステン配合の樹脂ミッドやラバーミッドを採用したのがメタルスリーピースボールです。慣性モーメントがアップしスピンの持続力が増して、大きな飛距離と優れた直進性を発揮するため、多くのゴルファーから支持されています。 |
 |
|
 |
ヘッドスピードとコンプレッション |
|
コンプレッションとはボールの硬さを表す目安で、ボールを決められたサイズまで歪ませるために必要な力で表します。
そして、この歪みの度合いを決定するのがヘッドスピードです。しかし誤解しないでいただきたいのは、クラブの衝撃によって潰され、元に戻ろうとするエネルギーで飛び出すボールは、インパクトで潰れれば潰れるほど、良く飛ぶというわけではないということです。
ボールごとに固有の適正な変型率があり、それがヘッドスピードによって決まるのです。つまり、自分のヘッドスピードとコンプレッションがマッチした時に最高のボール性能が発揮され、理想の飛び方をするのです。 |
ドライバーでのヘッドスピードと飛距離の目安
| ヘッドスピード |
ドライバーでの飛距離 |
ゴルファー |
| 48m/s以上 |
280ヤード前後 |
プロのハードヒッター |
| 43-48m/s未満 |
240ヤード前後 |
アマのハードヒッターおよびプロ |
| 38-43m/s未満 |
200ヤード前後 |
一般ゴルファー |
| 33-38m/s未満 |
180ヤード前後 |
シニアおよびやや非力なゴルファー |
| 33m/s未満 |
150ヤード前後 |
女性ゴルファー |
※ヘッドスピードとは『クラブヘッドがボールをヒットする直前の長さ100ミリ間を通過する速度』。ゴルファーのスイングを分析するうえで重要な要素になりますから、自分のヘッドスピードを把握しておくことをお勧めします。
|
 |
弾道を決めるディンプル |
|
ボールの表面に付けられたくぼみ(ディンプル)は空中での揚力や抗力を決定づけ、ボールの上がり方、滞空時間、落ち方など、ボールの弾道と性格を決めるうえで重要な役割を果たします。この働きはディンプルの深さや直径などの形と数、そして並び方によって決まります。一般的にディンプルが大きく、深く、数が多いほど弾道は低くなる傾向にありこの基本的な性質を踏まえて弾道の研究がおこなわれています。
 |
ディンプルの深さ
|
|
 |
 |
| 深い |
浅い |
|
 |
ディンプルの大きさ
|
|
 |
 |
| 大 |
小 |
|
 |
ディンプルの配列
|
|
|
| ディンプルパターンとボールの弾道傾向 |
| ディンプル |
低い |
← |
弾道 |
→ |
高い |
|
| 深さ |
深い |
← |
|
→ |
浅い |
| 直径 |
大きい |
← |
|
→ |
小さい |
| 数 |
多い |
← |
|
→ |
少ない |
| 占有面積 |
広い |
← |
|
→ |
狭い |
|
 |
ボールを選ぶ時に大切なこと |
|
 |
適応ヘッドスピード
ボールを選ぶときに大切なことは、まず自分のヘッドスピードに合ったボールを選択することです。ボールは適応ヘッドスピードで最大の性能を発揮します。 |
 |
プレースタイル
次に自分のプレースタイルに合わせること。飛距離重視ならディスタンスタイプ、コントロール優先ならコントロールタイプを選びます。 |
 |
技術レベル
プロが使っているからといって、あなたにとって一番いいボールだとは限りません。通常、プロのヘッドスピードはアマチュアより速く、しかもコントロール性を重視します。ヘッドスピードが合わないアマチュアが同じボールを使うとマイナスに作用してしまうことにもなりかねません。くれぐれも自分の技術レベルにフィットするボールを見極めることが大切です。 |
|